【胎児にリスクはない？】妊婦の手足口病は大丈夫？

皆さん手足口病って知ってますか？

夏になると子供の間で流行します。

しかし、手足口病に感染する約9割が5歳以下ということもあって、一般的には子供の病気と考えられていました。

しかし、大人でも手足口病にかかる可能性があるため、（実際、私の周りでもこの１週間で２人いました・・）
今回は妊娠中に手足口病にかかっても胎児に影響がないのか、予防法はあるのか紹介していきます。

手足口病は、ウイルスによって感染する病気です。

手足や口の中に水ぶくれ状の発疹が出るのが特徴です。

飛沫感染・経口感染・接触感染で感染するため、幼稚園や保育園のプールなどで流行します。だから、夏に感染しやすいんですね。

りんご病と違い、１度感染しても抗体はできないので、昔かかったことがあっても感染する可能性があります。

既に、お子さんをお持ちで、保育園や幼稚園でプールの授業がある場合は、自分の子供から感染する可能性があるので注意が必要ですね。
妊婦　妊娠中毒症　後遺症

手足口病の主な症状は、水ぶくれの発疹が出る前から、のどの痛みや食欲不振など夏風邪に似た症状が出ます。

人によっては、４０度近い高熱が出ることも・・

感染して数日後に、手足や口の中などに水ぶくれが現れ、かゆみや痛みが出ますが、１週間ほどで自然に治ります。

ただ、注意が必要なのは、水ぶくれが消えたあともウイルスが体内から完全にいなくなるまで、２週間～１ヶ月ぐらいかかるので、家族が感染して水ぶくれがなくなったからといって、安心しないようにしましょう。

１番気になるのは、妊娠中に手足口病に感染したときにお腹の赤ちゃんに影響が出るかどうかですよね？

妊婦さんが手足口病に感染したことによって、胎児異常の確率が上昇したという報告は存在していますが、調査結果の母数が少ないため、胎児への影響はないとする報告も多く存在しています。

１００％胎児に影響しないという保証はありませんが、そこまで心配する必要はないようなので、心配しすぎないようにしましょう。

ただ、万が一のこともあるので、手足口病に感染した疑いがあるなら、早めに産婦人科を受診したほうが安心ですね。

手足口病を直接治療する薬は現在のところありませんが、熱が出ることもあるので、産婦人科を受診して担当医に相談しましょう。

妊婦　花粉症　３

手足口病はウイルス感染です。

予防法としては風邪と同じように、手洗い・うがいをこまめに行うことです。

先ほど紹介したように、水ぶくれが治まっても、ウイルスが消えるまで時間がかかるので、家族が感染したら、しばらくの間、同じ食器などは使わないようにしましょう。

手足口病は妊婦さんが感染しても、そこまで重大な病気には発展しませんので、安心しましょう。
（もちろん感染しないに越したことはありませんが・・）

妊娠中は些細なことでも心配になると思いますが、あまり神経質にならずに、規則正しい生活を心がけて、しっかり手洗い、うがいをしましょう。