【妊娠中の食事で注意すること】妊婦に肉は危険？

妊娠すると何を食べて良くて、何を食べたらいけないのか気になりますよね。

あまり神経質になりすぎるのは良くありませんが、最低限のことは抑えておきたいですよね。

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今回は【妊娠中の食事で注意すること】妊婦に肉は危険？というタイトルをつけて肉の食べ方について書いていきます。

肉を食べていい？

もちろん肉は大事な栄養素なので食べなければいけません。

１日の目標摂取量としては、肉９０グラムまたは、魚切り身１切れ半と言われています。

肉か魚なら魚を優先して食べましょう

アメリカで妊婦さんが妊娠中に食べた物によって赤ちゃんの性格や行動にどのような影響を及ぼすのか調べた面白い研究報告があるので紹介します。

妊娠中に肉を中心とした高カロリーの食事ばかりしてきた妊婦さんと、魚を中心とした低カロリーの食事をしてきた妊婦さんから生まれた子供を比較した場合、魚中心の食事をしてきた妊婦さんから生まれた子供のほうがＩＱが高かったそうです。

しかし、極端に魚ばかり食べても必ずしもＩＱが高くなるというわけではありません。

【妊娠中の食事で注意すること】妊婦が刺身を食べると危険？

あくまでも、バランス良く魚中心の食事を心がけることが大事なのです。肉を食べてはいけないということではなく、「できれば肉より魚を多く食べて、バランスの良い食事を心がけましょう」ということです。

妊娠中はビタミンＢやビタミンＥが不足しやすいので、豚肉などの肉料理を食べるといいですし、赤身の肉はタンパク質と鉄分が多く含まれるので、妊婦さん必須の食べ物といえるでしょう。

ですから、肉もバランスよく食べましょう。

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肉を食べるときの注意点

肉を食べるときの注意点としては、決して生や半生を食べないことです。

妊娠中は特によく火を通してから食べるようにしましょう。

なぜ、生肉や半生の肉を食べてはいけないのかというと、「Ｏ-157」や「トキソプラズマ」に感染する恐れがあるからです。

「Ｏ-157」に関してはみなさん聞いたことありますよね？

感染したときの症状は、下痢・腹痛・発熱・嘔吐・血便・だるさなどがあります。

妊婦さんにはどれも辛い症状で、胎児へ影響が出る可能性もあるので注意しましょう。

「トキソプラズマ」は寄生虫の一種で、妊婦さんにとって「Ｏ-157」よりさらに怖い感染症です。

過去にトキソプラズマに感染したことがない妊婦さんが感染すると、胎盤から血液を介して胎児に感染する可能性があります。

なんと３０％もの割合で胎児の脳や目に障害が残るといわれているので、妊婦さんは気をつけなければいけません。

「Ｏ-157」と違って、妊婦さん本人には症状がほとんどないことも特徴です。

感染経路としては「Ｏ-157」「トキソプラズマ」ともに、レアの牛、豚、馬、鶏、羊を食べることによって感染するので、生ハムやレバ刺し、ユッケ、レアステーキなどは食べないようにしましょう。

対策としては、２つの感染症ともに加熱処理をしっかりと行えば死滅するので、妊娠中は必ず火をしっかり通すようにしましょう。

「トキソプラズマ」に関しては、うっかり妊娠発覚後にレアっぽい肉を食べてしまった場合、病院で感染していないかの検査があるので、心配なら受診をおすすめします。

レバーはダメ

レバーも妊娠中食べないほうがいいと言われています。

なぜならビタミンＡが多く含まれていて、ビタミンＡの過剰摂取により胎児が奇形になる恐れがあるからです。

妊娠中はビタミンＡを多目に摂取したほうがいと言われていますが、ビタミンＡには動物性のものと植物性のものがあります。

レバーに含まれるビタミンＡは動物性のもので、こちらは妊婦さんが摂取しすぎると胎児に影響がでるので毎日食べることは控えましょう。

ビタミンAについて詳しくはこちらで⇒妊婦がうなぎを食べるのは危険？【妊娠中の食事で注意すること】

まとめ
肉は大事な栄養源なので、バランスよく食べましょう。

生肉は感染症の恐れがあるので、必ず火を通しましょう。

毎日レバーを食べることは控えましょう。

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